【冬の養生】
冬の痛みの原因と改善方法
冬特有の痛みは、自然界の邪気「寒邪(かんじゃ)」(冷え)や
「湿邪(しつじゃ)」(湿気)が体内に入り込み、「気・血・水」の流れを滞らせてしまうことが主な原因と中医学では考えます。そのため、痛みを予防、緩和するためには、痛みそのものを抑えるだけでなく、滞っている「気・血・水」の流れを良くすることが大切です。
【初期に多い「冷え」タイプ】
●寒くなると痛みが現れる
[不通促通…流れが悪いと痛みが発生する]
「気・血・水」の流れが滞ることで痛みが発生するのです。
また、急な冷えで筋肉が収縮すると、関節の動きが悪くなることもあります。
(おすすめ食材)*常に身体を温めて、代謝を良くしましょう。
●生姜 ●ねぎ ●ニンニク ●山椒の実 ●葛根
【慢性的な痛み「瘀血」タイプ】
●いつも同じところが痛い・生理痛がある
[瘀血…氣血の流れが悪く、長期間続いていること]
血流が悪くなると、痛みが現れます。
このタイプな方は、慢性的な血行不良が考えられrます。
同じ姿勢で過ごすのではなく、適度に運動を行いましょう。
(おすすめ食材)*日ごろから食事や生活の養生を心掛け、血流改善を目指しましょう。
●よもぎ ●サフラン ●玉ねぎ ●シナモン
【用心が肝心!「陽気不足」タイプ】
●手足や腰の冷え・慢性の関節痛
[腎の陽気不足…陽気は腎で作られている]
腎が弱く冷え性の方・高齢の方は、冬場に痛みが現れやすいです。
(おすすめ食材)*腎の陽気は、食事で補うことができます。生野菜・冷たい飲食は控えましょう。
●くるみ ●松の実 ●山芋 ●えび ●ニラ ●そら豆 ●黒豆 ●テールスープ
\毎日の冷え予防で、痛みを改善しましょう/
●適度な運動で、新陳代謝をUP!
●寒く湿気の多い場所は避けよう。
●下着は、保温性の高いものを。
●冷水は控えめに。家事にもあたたかいお湯を使いましょう。
●毎日の入浴を。湯船に浸かることで、内臓から冷えを改善。
おすすめの薬膳レシピー七草がゆー
【材料】:春の七草100g・米75g(1/2合)
水800㏄ ・塩 小匙2
【作り方】
① 鍋に研いだ米と水を入れ、ふたをして強火にかける。
② 炊いている間に別の鍋に塩を入れた湯を沸かし、
七草を入れてさっと茹で、茹で上がったら刻んでおく
③ 2がぐつぐつとしてきたら火を弱くしてふたをずらし、
30~40分煮る。
④ 塩と2を入れて煮立たせ、火を止め鍋の底からかき混ぜる。
(2023年1月の予定)
定休日:1/8(日)・1/9(祝)・1/15(日)・1/22(日)・1/29(日)
年末年始の休み:12/29(木)~1/3(火)まで
【店内イベント】
子宝café 1/15(日) 10時~ オンライン開催
漢方café
(店頭) 1/25㈬ 10時~
(オンライン)1/24㈫ 9:30~