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みちかけ新聞 2023年1月号 No.65

【冬の養生】

冬の痛みの原因と改善方法

冬特有の痛みは、自然界の邪気「寒邪(かんじゃ)」(冷え)や

「湿邪(しつじゃ)」(湿気)が体内に入り込み、「気・血・水」の流れを滞らせてしまうことが主な原因と中医学では考えます。そのため、痛みを予防、緩和するためには、痛みそのものを抑えるだけでなく、滞っている「気・血・水」の流れを良くすることが大切です。

【初期に多い「冷え」タイプ】

 ●寒くなると痛みが現れる

[不通促通…流れが悪いと痛みが発生する]
「気・血・水」の流れが滞ることで痛みが発生するのです。
また、急な冷えで筋肉が収縮すると、関節の動きが悪くなることもあります。

(おすすめ食材)*常に身体を温めて、代謝を良くしましょう。
●生姜  ●ねぎ  ●ニンニク  ●山椒の実  ●葛根

【慢性的な痛み「瘀血」タイプ】
●いつも同じところが痛い・生理痛がある

[瘀血…氣血の流れが悪く、長期間続いていること]

血流が悪くなると、痛みが現れます。

このタイプな方は、慢性的な血行不良が考えられrます。

同じ姿勢で過ごすのではなく、適度に運動を行いましょう。

(おすすめ食材)*日ごろから食事や生活の養生を心掛け、血流改善を目指しましょう。
●よもぎ  ●サフラン  ●玉ねぎ  ●シナモン 

【用心が肝心!「陽気不足」タイプ】
●手足や腰の冷え・慢性の関節痛
[腎の陽気不足…陽気は腎で作られている]

腎が弱く冷え性の方・高齢の方は、冬場に痛みが現れやすいです。

(おすすめ食材)*腎の陽気は、食事で補うことができます。生野菜・冷たい飲食は控えましょう。

●くるみ  ●松の実  ●山芋  ●えび  ●ニラ  ●そら豆  ●黒豆  ●テールスープ

\毎日の冷え予防で、痛みを改善しましょう/

●適度な運動で、新陳代謝をUP!
●寒く湿気の多い場所は避けよう。
●下着は、保温性の高いものを。

●冷水は控えめに。家事にもあたたかいお湯を使いましょう。

●毎日の入浴を。湯船に浸かることで、内臓から冷えを改善。


おすすめの薬膳レシピー七草がゆー

【材料】:春の七草100g・米75g(1/2合)

     水800㏄   ・塩 小匙2

【作り方】

① 鍋に研いだ米と水を入れ、ふたをして強火にかける。

② 炊いている間に別の鍋に塩を入れた湯を沸かし、

  七草を入れてさっと茹で、茹で上がったら刻んでおく

③ 2がぐつぐつとしてきたら火を弱くしてふたをずらし、

  30~40分煮る。

④ 塩と2を入れて煮立たせ、火を止め鍋の底からかき混ぜる。


(2023年1月の予定)

定休日:1/8(日)・1/9(祝)・1/15(日)・1/22(日)・1/29(日)

年末年始の休み:12/29(木)~1/3(火)まで

 
【店内イベント】

子宝café   1/15(日) 10時~ オンライン開催
漢方café
(店頭)   1/25㈬ 10時~

(オンライン)1/24㈫ 9:30~

 

 


みちかけ新聞 2022年1月号 No.53