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更年期による不眠

Before


漢方相談前

70代女性 退職してから、季節が変わり目になると体調の不調やなかなか寝付けないもしくは睡眠途中で目が覚めるなどが気になるとの事で来店された

病院からの睡眠薬を処方してもらっているが飲まなければならない程ではなく、服用するとやや効きすぎる感じがするとの事。

以前仕事をしている時期はその様な症状はなく気になった事はない

 

この方は在職中アクティブに日中を活動しており昼と夜の神経の切り替えが上手くいっていたが、退職後活動量が減ったためと更年期による自律神経のアンバランスが影響で心身の不調を感じる様になったと思われたのこの方の体質に合う漢方をお勧めしました。


After


漢方相談後

使用により比較的早い段階で睡眠が出来るようになり、夢を見る機会も減った。

何よりも熟睡感が増えたことで起床時のスッキリ感が高まったと喜ばれた。

引き続き服用をしてもらい、睡眠に影響があると考えられる飲食物(カフェインなどを含む物)の取り方に注意してもらっている。


今回のポイント


この方は加齢により、中医で考える陰(鎮静させる神経の働きなど)が弱くなった事で夜間の睡眠時間の減少や入眠不調(脳の覚醒状態)が症状として現れたと判断したので、陰の働きを助ける漢方をお勧めした事で良い結果となったと考えられる。

普段の生活で夜更かしや睡眠不足、日常生活で忙し過ぎも陰を消耗するので控える様に説明し、再発防止としてもらっている。

薬剤師 相良 宇宙
薬剤師 相良 宇宙