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みちかけ新聞 2022年8月号 No.60

【暑い夏を元気に乗り越えよう!】

【大暑】7月23日~8月15日の間は、1年で一番蒸し暑い時期。

この時期は、【暑邪】と【湿邪】が多すぎることから、熱中症や胃腸のトラブルなどの不調が増えやすくなります。

また、この時期の過ごし方が、冬場の冷え対策にもなるんです!
では、どのように過ごしたらよいのか養生のPointをお伝えします。


【暑邪】

汗をたくさんかくことで、身体の潤いや氣を消耗してしまします。

 

(養生)

通気性の良い服や帽子で暑さ対策とこまめな水分補給も忘れずに!

 

 

(食材)

スイカ・苦瓜・胡瓜・トマト・茄子・オクラ・春雨 等

 

【湿邪】

湿はどんより重いイメージです。

胃腸を痛める特徴があります。

 

(養生)

冷たい物・生ものの取りすぎは、夏バテのもとです。冷たい物をとるときは、一緒に暖かい食事も心がけましょう。

 

(食材)

冬瓜・生姜・みょうが・インゲン・枝豆・トウモロコシ等



【冬病夏治(とうびょうかち)】

「冬病夏治」とは、「冬に起こりやすい不調を夏に予防する」という意味です。


夏は体内の「陽気(体を温めるエネルギー)」が旺盛になります。
この時期にこの「陽気」を溜めておかないと、冬に「陽気」不足になり、冷えなどの不調があらわれます。

 

最近は、室内は冷房が効いていたり、冷たい物をいつでもとれたりと、夏に身体を冷やすことが増えてきました。

そのような過ごし方で、体内の陽気も少なくなります。
冬に体調を壊しやすい方は、夏の今こそ、しっかりケアすることが大切です。

上記の養生を心がけてみてくださいね。

 

みちかけ新聞 2022年1月号 No.53