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みちかけ新聞 2022年12月号 No.64

【冬の養生】

寒さに負けない身体つくり

冬の養生は、「蓄える」
活発に活動するのではなく、ゆっくり過ごしましょう。
また冬の寒さは、外からの冷え「外寒」、内側の冷え「内寒」があります。
今回は、それぞれの冷えの対処法について、お伝えしますね。

【外寒① 風邪(風寒感冒)】

カゼとは、「風邪(ふうじゃ)」が悪さをすることで起こります。
まや、冬には、「寒邪(かんじゃ)」も一緒になることで、「風寒感冒」となります。

ぞくぞくし始めたら、早めに養生を心掛けましょう。 

(おすすめ食材)温性の食材・辛味のあるもの・発散するものを中心に取りましょう。
●三つ葉  ●大根  ●ねぎ  ●白菜  ●葛

【風寒② 関節痛】

身体が冷えることで、関節の冷えや痛み等の症状が現れます。
温めると痛みが和らぐことが多いので、下半身を温めるようにしましょう。
カイロや火を使わないお灸などを上手に使うのもポイントです。

(おすすめ食材)*身体の余分な湿気を取り除き、身体を温め血行を良くする食材を
●シナモン ●紅花 ●よもぎ ●あたたかい焼酎(少量)

【内寒① 肺の陽気不足(息切れ・咳)】

寒い時期に現れる息切れや咳などの症状は、肺の陽気不足が原因に。カゼを引きやすい状態でもあるので、顔色が青白く、気になる症状があれば早めに対応しておきましょう。

(おすすめ食材)*冷えを取り除き温めること、全身のエネルギーを補うこと。

●シナモン ●すっぽん ●白きくらげ ●豚ひれ肉 ●生姜 ●ねぎ ●ゆり根

【内寒② 心の陽気不足(胸痛・動悸)】

寒さで「心(しん)」の陽気が不足すると、胸痛や動悸、息切れ、顔色の黒ずみといった症状が現れます。
心は生命活動の中枢となる大切な器官。

症状の軽いうちにしっかり対応しておきましょう。

(おすすめ食材)*心を養い、血行を促す食材をとりいれましょう。

●シナモン ●黒砂糖 ●かぼちゃ ●大豆 ●山芋 ●ささみ

【内寒③ 腎の陽気不足(腰痛・めまい)】

寒さで腎の陽気が不足すると、腰の冷えや腰痛、四肢の冷え、めまい、耳鳴りといった症状が現れます。
生命を維持するエネルギー源「精」を蓄える腎。
この腎を養って強い体質をつくることは、冬を健康に過ごすための基本です。
春に向けて、腎からしっかり体質改善をするように心がけましょう。

(おすすめ食材)*精をつけて腎を補うもの、温性のものを。

●シナモン ●くるみ ●黒ゴマ ●羊肉 ●牛肉 ●松の実


おすすめの薬膳レシピーかぼちゃのいとこ煮ー

【材料】:南瓜 1/4個 ・ 乾燥小豆 適量

     水  200㏄ ・ 醤油   大匙2

     砂糖 大匙2 ・ みりん  大匙2

     酒  大匙2

【作り方】

① 小豆を柔らかく煮る

②かぼちゃを切り、面取りをする。

③すべての材料を鍋に入れ、落し蓋をいれ、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。 


(2022年12月の予定)

定休日:12/  4(日)・12/11(日)・12/18(日)・12/25(日)
年末年始の休み:12/29(木)~1/3(火)まで

 


【店内イベント】

エステ会  12/19(月) 13時~18時

 

【イベント出店】

12/4(日)ままいろフェスタ(昭和電工ドーム)

12/13(火)ごほうびマルシェ(ファベルスペース)


みちかけ新聞 2022年1月号 No.53