Before
![漢方相談前](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=306x10000:format=png/path/sc40c4ab087eee7b0/image/i5087f014bb1663b8/version/1717833944/%E6%BC%A2%E6%96%B9%E7%9B%B8%E8%AB%87%E5%89%8D.png)
30代前半 女性 医療系 痩
来店する数カ月前に産婦人科を受診し、卵管造影で一方の卵巣は腫れており、もう一方の卵管は細いとの事で体外受精を進められた。
ホルモン剤を処方され服用したが、体質に合わず、服用したくないとの事で来店された。
来店された時、様々な話を聞くと、生理痛があるために痛み止めを服用されており、PMSでイライラ・だるい・肩凝り・貧血・経血も少なく、軽い内膜症もあると話された。
会話をしていく中で生活リズムが不規則で、身体を冷やす食事が多いように思えた。
まず、胃腸を元気にし血をたっぷりと補い、巡りを良くすることを考え、血を増す漢方のシロップ剤と胃腸の働きを元気にする漢方薬、温めながら血流を巡らす漢方薬の3点をお渡しした。
After
![漢方相談後](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=295x10000:format=png/path/sc40c4ab087eee7b0/image/i43ce367f37e83ab0/version/1717833944/%E6%BC%A2%E6%96%B9%E7%9B%B8%E8%AB%87%E5%BE%8C.png)
服用4か月間経過したところ、冷えや食欲が改善してきたので、成長・発育・生殖器を元気にするペースト状の補腎薬をプラスして一緒に服用を続けてもらい、食事・生活習慣にも注意をしながら過ごしてもらった。
約1年かかったが、無事に何事もなく、臨月を迎えられたので、近いうちに出産の喜びの声を聞くのを楽しみにしている。
今回のポイント
細身で虚弱体質の方は、まず胃腸を元気にし・体脂肪を増し、この方の場合は補血剤・補腎薬を使用すると良いことが分かった。
急がず、ゆったりとした気持ちを持つことも大切であると感じた症例でした。
![薬剤師 相良 宇宙](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=294x10000:format=png/path/sc40c4ab087eee7b0/image/i13da5e98b412047c/version/1717833944/image.png)
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