みちかけ新聞 2026年2月号 No.96

立春。冬を脱ぎ捨て、心身を「ひらく」準備を


髪をほどき、歩幅を広げて ― 春を呼び込む「ゆるめ」の習慣

 

 

立春を過ぎると、自然界の「気」は少しずつ上へ、外へと向かい始めます。冬の間、土の中でじっとエネルギーを蓄えていた種が、殻を破って芽を出そうとするような時期です。

このとき、私たち人間が気をつけたいのが「締め付けないこと」。

中医学の古い教典には、この時期の過ごし方として「披髪緩形(ひはつかんけい)」という言葉が登場します。「髪をほどき(披髪)、衣服をゆったりさせて(緩形)、心身をリラックスさせる」という意味です。

 

忙しい日々を過ごす現代の私たちには、「ゆるめる養生」がおすすめです。

 

 

みちかけ堂がおすすめする『ゆるめる養生』

 

「三首」以外はゆったりと

冷えを嫌う首・手首・足首はしっかり守りつつも、ベルトや下着、タイトな服による締め付けからは体を解放してあげましょう。血流や気の巡りがスムーズになり、自律神経の安定を助けてくれます。

 

髪をほどく時間を作る

一日中きっちりと結んでいた髪をほどき、頭皮をやさしくブラッシングしてみてください。頭にはたくさんのツボがあり、ここを緩めることで、春先に起こりやすい「のぼせ」や「イライラ」を鎮めることができます。

 

 庭や公園をゆったり歩く

冬の「寒さから逃げる歩き方」ではなく、春の光を探すように、少し歩幅を広げてのんびりと歩いてみましょう。

 


ひとことツボ知識】

「なんだか気持ちが焦る」「目が疲れやすい」と

感じたら、足の親指と人差し指の付け根の間にある

「太衝」を揉んでみて。

春の気が高ぶりすぎて渋滞しているのを、

スーッと流してくれますよ。

 

太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指の骨が

交わる手前のくぼみ。

押し方

 〇3〜5秒、優しく

「イタ気持ちいい」強さで。

 

 


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2月23日(祝・月)